トップページ コラム 受験 中学生必見|高校受験合格に必要な勉強時間って?

中学生必見|高校受験合格に必要な勉強時間って?

中学3年生なのに、受験生らしい自覚もなく家ではスマホやゲームばかり…。そんなお子さんを見て焦りを感じていませんか?周りの子たちは高校受験に向けてすでに勉強している、なんて話を聞けば余計に不安になりますよね。いったい、受験勉強っていつから始めたらいいのか、どれくらい勉強時間が必要なのでしょうか。

そこで!受験勉強が本格化する中学3年生にとって、高校受験に必要な勉強時間や受験勉強のスケジュールの立て方についてまとめました。志望校に合格するための一助として、ぜひお子さんと一緒に参考になさってください。

1.高校受験合格に必要な勉強時間は?

高校受験で合格を勝ち取るために必要な勉強時間は、志望校のレベルや成績の状況によって人それぞれですが、大まかな目安はこのようになります。

【中学生(中3)の勉強時間の目安】
・平日:1~2時間 ※部活引退後は3~4時間
・土日/長期休み:5~8時間

この1日の勉強時間の目安から、高校入試までの勉強総時間をざっと計算してみると…

■中学3年生から受験勉強を始めると想定した場合
4月から夏休み前 (平日80日×1.5時間 土日30日×6.5時間)=315時間
夏休み期間    (長期休み40日×6.5時間)=260時間
9月から冬休み前 (平日80日×3.5時間 土日30日×6.5時間)=475時間
冬休みから受験直前(長期休み15日×8時間 平日20日×4.5時間 土日6日×8時間)=258時間

合計1,308時間

約1,300時間必要になります。もちろん部活の有無や夏休み・冬休みなど、時期によって変動がありますが、ざっくりとした目安になるはずです。
では、中3の時期ごとに、高校受験に向けてどのくらいの勉強時間が必要か、その目安を見ていきましょう。

2.時期別!中学3年生の受験勉強の時間目安

4月~夏休み前

1学期のうちは部活動で忙しい受験生が大半です。部活が終わって夕方に帰宅。それから食事、入浴などの時間を除外すると、受験勉強に割ける時間は1日のうち2時間程度だと思います。趣味や休憩の時間も必要なのですが、勉強時間を1日最低1時間は確保したいところです

部活で疲れている中学生は、どうしても勉強を後回しにしがち・・・。ですが、この時期の受験生は1日30分でも机に向かう習慣をつけましょう。なぜなら、部活が忙しいからといって自宅学習をおろそかにしていると、いざ部活を引退した後に「どうやって勉強したらいいかわからない」状態に陥ってしまうからです。

部活が休みになる定期テスト前は1日5~6時間勉強する受験生も多いです。定期テスト対策も高校受験に向けた受験勉強の一環です。定期テストの成績は内申点に直結するので、決して手を抜かないようにしましょう。

夏休み期間

部活を引退し、学校の授業もなくなる夏休みは、受験生にとって1番の勝負どころ!夏休み中は1日6~7時間、できれば8時間勉強したいところです。ここでしっかり対策できるかどうかで、高校受験の結果が大きく変わると言っても過言ではありません。

まとまった時間が取れる夏休みは、基礎固めや苦手科目の克服に最適!高校受験は中1中2の内容が6割程度出題されるので、今まであやふやになっていた単元を振り返り、分からないところは塾や家庭教師の力を借りるのもおすすめです。夏期講習を利用する受験生も多いですが『わかったつもり』で終わらないよう、講習の後は自宅でしっかり復習を行ってください。

また夏休みは自由に過ごせる時間が多い分、昼夜逆転してしまう中学生も多いです。夜型の生活になると集中力、そして脳が働くゴールデンタイムと言われる『午前中』の時間のパフォーマンスが落ちてしまいます。そうならないよう、1日の時間の使い方を意識しましょう。後ほど夏休みのスケジュールの立て方もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

9月~冬休み前

学校が再開し、周りの中学生も高校受験に向けてエンジンがかかってくる2学期。1学期は部活で忙しかった子も、塾でしか勉強していなかった子も、受験勉強の時間が一気に増えていきます。平均で言うと、中学生(中3)の勉強時間は1日4時間ほどのようです。
土日は6~8時間程度が理想なのですが、ここで夏休みに頑張っていた受験生とそうでない子の差が出ます!長時間、机に向かう集中力と体力は一朝一夕では身につきません。もし、夏休みに時間が取れなかったら、自宅学習の時間を増やせるよう1日も早くスケジュールを見直しましょう。

冬休み~受験直前

冬休みはたった2週間ほどですが、中3受験生がまとまった勉強時間を確保できる最後のチャンス。勉強時間は1日8時間ほどが目安です。苦手科目の見直しや模試を受けて受験本番慣れしておくのも良いでしょう。
冬休みはクリスマス・年末年始など、中学生にとって誘惑も多いですが、ほどよく楽しめば良い『息抜き』の時間になります。あまり根を詰めすぎて寝不足になったりストレスを抱え込んだりしないようにしましょう。

冬休み明けは、いよいよ受験本番直前。平日は4~5時間、土日は7~8時間ほどが理想です。過去問を繰り返し解く、重要ポイントをおさらいするなど、中3受験生にとって高校受験前の最後の仕上げとなります。風邪や感染症防止に気をつけて、体調万全で受験本番に備えてください。

3.夏休みの受験勉強の時間が合否に直結!?

昔から『高校受験の天王山』と呼ばれる夏休みは、受験生にとって勝負の一ヶ月。今まで部活や学校の授業に使っていた時間を、まるごと高校受験に向けた勉強に充てられる貴重な期間です。先述の通り、中3受験生は夏休みに1日6~8時間、勉強時間を確保できるようにしたいですね。

ちなみに塾の夏期講習を受ける中学生の場合、一人のときの勉強時間は必然的に1日3~4時間ほどになると思います。ここで気をつけたいのが、塾の授業を聞いただけで分かったつもりになったり、受験勉強を『塾任せ』にしたりすることです!夏期講習にかけた時間と講習費がムダにならないよう、塾で習って分からなかった点や、重要ポイントの復習を自宅できちんと行いましょう。

そして中学生(受験生)が夏休みに時間をかけるべきなのが、基礎固めと苦手科目の克服の2つです!高校入試問題の約6割を占める『中1・中2の重要単元』の総復習、そして英語や数学など『積み上げ科目』の苦手をなくすこと。この2つをどれだけ夏休みにできるかが、高校受験の合否に直結すると言っても過言ではないのです。

9月からは2学期の授業が始まり定期テストの勉強もあるので、受験生はまとまった時間が取りにくくなります。だからこそ夏休みのうちに、時間のかかる総復習や苦手科目対策をやるべきなのです。

とはいえ、受験生という意識がまだ持てなかったり、自由な時間がある分、ついダラけてしまったりと、夏休みを有効活用できない中3の受験生も少なくありません。そんなときは、以下のスケジュール例を参考にしてください。

夏休みの1日のスケジュール例

頭が集中しやすい午前中にしっかり時間を取りつつ、休憩や睡眠時間もきちんと確保するのが、高校受験で成功するポイントです! 米国国立睡眠財団の発表によると、14~17歳の場合、理想的な睡眠時間は8~10時間と言われます。日本では10時間睡眠を取っている中学生は少数派だと思いますが、7~8時間は体を休めるのがおすすめです。

また、勉強時間は取っているつもりでも、集中して机に向かえていなければ勉強の効率はどんどん落ちていきます。少し気が散ってきたら、勉強する場所を変えてみたり、こまめな休憩時間を取ったりしてください。軽い散歩や運動を挟むと頭がスッキリすることも多いので受験生におすすめです。

4.高校受験に向けた学習スケジュールはどう立てる?

先ほど夏休みのスケジュール例をご紹介しましたが、今度は『学校がある日』の中学生の学習スケジュールの立て方を見ていきましょう。規則正しい生活サイクルを整えるため、そして自宅学習のクセをつけるためにも、1日のタイムスケジュールを決めることは受験生にとって重要です!特に受験勉強はスケジュールを決めていないと、勉強時間が後回しになって時間がなくなったり、日々の勉強時間にムラが出てしまったりしやすいです。
学校がある日は、中学生が帰宅後から就寝までに費やせる勉強時間は2~4時間程度だと思います。その限られた時間を有効に使えるように、自分の帰宅後~就寝までの過ごし方を把握することから始めましょう。

学校がある日のスケジュールの立て方

夕食・お風呂・休憩・睡眠など、自分や家族にとって都合のいい時間やタイミングがあると思いますので、まずはその時間帯をブロックします。つまり『勉強しない時間』を決めるということ。それ以外が勉強時間となりますので、なるべくトータルで3~4時間程度は確保できるように設定しましょう。

16:00 帰宅
16:30~18:30 勉強(2時間)
18:30~19:00 夕食
19:30~21:00 勉強(1.5時間)
21:00 お風呂、趣味の時間
22:30 就寝前に少し勉強(0.5時間)
23:00 就寝

こんな風に、少し大まかで良いので1日のタイムスケジュールを定め、なるべく決まった時間に行動できるのが理想です。またこれは『受験勉強あるある』ですが、中学生が睡眠時間を削ってスケジュールを組むのはNG!睡眠不足は集中力ダウン、勉強効率ダウンとデメリットしかありません。

5.勉強時間が足りない!を解決する方法

毎日の勉強量・スケジュールを明確にする

勉強時間が足りない!と悩む中学生の多くは「アレもコレもしなきゃ」と気ばかり焦って、今集中して受験勉強に取り組むべきことが見えなくなっています。本来であれば、高校合格という大きなゴールから逆算して、中期的な目標(問題集を2周する、過去問を3回繰り返し解く)を決め、そこから月ごと日ごと…と勉強の分量を割り出してスケジューリングします。

ですが、中学生くらいだと大きな受験を経験したことがない生徒も多く、一人では難しいこともありますよね。そんなときは塾や家庭教師の先生の力を借りて、志望校に受かるためにはどんな勉強が必要か、勉強量やスケジュールはどうしていくべきか相談してみましょう。そして、高校受験に向けて今やるべきことが明確になれば、目の前の勉強に集中して取り組めるはずです。

SNSやゲームは、勉強が終わってから

勉強時間が足りないと感じる場合、どうしても勉強以外の時間を削る必要が出てきます。時間を削ろうと思った中学生にまず見直してほしいのが、スマホやタブレットを使う時間。5分・10分など時間を決めてしっかり守れるなら問題ありませんが、できればその日にやるべき勉強が終わるまでは使用しないのが懸命です。

というのも、スマホやタブレットには様々なアプリ・機能が搭載されているため、1つの行動からどんどん次の行動に派生していき、結果たくさんの時間を費やしてしまいがちだからです。友達とのメッセージのやり取り、ゲーム、SNS、動画サイトなど中学生にとって1番の関心事が凝縮されたスマホやタブレット。これらを使う時間やタイミングが適切かどうか、保護者の方も見守る必要があります。

スキマ時間の活用で定着率アップ

勉強の基本はなんといっても『反復』です。紙に書いたり声に出したりしながら、何度も繰り返し覚えることで勉強の定着率が上がっていきます。この反復学習をするのにおすすめなのがスキマ時間。家を出る前、電車のなか、布団に入る前など…ちょっとした時間に単語カードや赤シートつきの問題集を開いてみてください。1分、5分というちょっとした時間でも、1日のなかで数回タイミングを作るだけで大きな差が出てくるはずです。

自宅学習の質を上げる

根本的なお話になってしまうかもしれませんが、どんなに勉強時間を確保しても、勉強の効率が良くなければ成績は上がりにくいですし、志望校合格が遠のいてしまいます。実際に、効率の悪い勉強を続けながら「もっと時間を増やさないと…」と焦っている中学生が多いことは、本当にもったいなく感じます。受験勉強の効率を上げるには、単元の要点の押さえ方や予習復習のやり方、テスト勉強のやり方といった『テクニック』を知ることが必要です。塾や家庭教師を利用する際には、こうした指導が受けられるかどうかをチェック項目に加えてください。『時間が足りない問題』は、自宅学習の質を上げることで解決されることも多いです!

まずは志望校を決め、現状との差を確認しましょう

高校受験に向けて、どれくらいの勉強が必要か。いつから、どんな勉強を、どのようにしたらいいのか。これを考えるにもまずは目標である志望校を決める必要があります。そして、合格するためにはどれくらいのレベルの差があるのかを、しっかり把握しましょう。ここでお伝えしたことは、あくまで目安です。志望校を決めるのは早いに越したことはありません。資料請求をしたり実際に学校に見学に行ったりすると、お子さんも現実的になりやる気アップにもつながります。

受験生の保護者の方にとって心配ごとは尽きないことと思いますが、あまり気にしすぎるとお子さんにとってもプラスになりません。栄養バランスのいいご飯を作る、風邪を引かないよう加湿器や温かい上着を用意する、子どもが勉強しているときはテレビの音量やスマホの使用に気をつける。こんな風に、保護者の方はなるべく生活面・体調面のサポート役に徹するのが良いでしょう。
きっとお子さんも、穏やかに見守ってくれるお父さんお母さんの存在を感じて、安心して勉強に打ち込めるはずです。それでも親子間でうまくいかないことや受験に向けての心配ごとがあるときは、学校の先生や勉強のプロに相談しましょう。

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